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2023.03.07

【知っトク!なっ納!給排水管保守Info】連載-2:給排水設備、特に給水管の修繕工事を放っておくとどうなるの?

1. 健康被害
給水管設備を適切に修繕しないと、飲料水などに赤水や青水が混入してしまいます。
赤水や青水の状態をそのままにしていると、知らず知らずに水道水から鉄分などの金属物質を過剰に摂取してしまい、健康被害を招くことになります。

 

2. 予定外のコスト
赤水や青水が出る状態を放置することで、給水管や継手が腐ったり、壊れることになり、予定外の工事のコストがかかることもあります。

 

3. 予想外のトラブル
マンションにおける給水圧力は、一般的に300~400kpa(3k~4k)で、これ以上の場合は減圧弁を取り付けます。
専有部の給水栓(流し水栓)30kpa(0.3k)で、シャワー70kpa(0.7k)、ガス給湯器80kpa(0.8k)です。
腐食によって給水管の閉塞が進むと、必要圧力が不足しシャワーが使えなくなったり、給湯器が使えなくなる場合があります。
そういう意味でも、早めの点検調査を行い、現状の劣化状態の把握が必要になってきます。劣化状態のまま放置していると、漏水事故の発生に繋がり、取り返しのつかない状態になる場合があります。
居住者から苦情が出てから、調査や工事計画を立てても時間がかかり、実際に工事を行うまでに、被害が拡大することがことが考えれます。

 

次回の連載第3段は、「赤水、青水って何なの?」です。

お楽しみに!


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