2023.03.16
【知っトク!なっ納!給排水管保守Info】連載-3 赤水、青水って何なの?
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2023.03.16
給水管の腐食によって発生する錆を伴った水を、赤水と呼んでいます。以前は、給水管に亜鉛メッキ鋼管が使われていました。これは、鋼管に亜鉛メッキを施したものですが、赤水の発生でこれまで、ホテル、病院などの、サービス業にとって大きな障害になっていました。それを回避するため、硬質塩化ビニルライニング鋼管が開発されました。現在、ほとんどのビルやマンションでは、この給水管が使われています。
しかし、継手には、ビニルが入っていないため、そこから錆が発生します。また、メーター廻りの異種金属接触によって錆が発生します。但し、最近の給水管では、継手がコア入り継手といい、中にビニルが入っていて防錆構造になっています。また、メーター廻りの異種金属対策も行われているものが多く出ています。
2. 青水
給湯器廻りには銅管が使われています。この銅管から銅イオンの溶出によって、水が青く見える現象を、青水と呼んでいます。青水は多くの場合、銅管内面に酸化第一銅が形成されて沈静化する現象のことです。
< 厚生労働省 金属の飲料水質基準 >
鉄………………0.3mg/L以下
銅………………1.0mg/L以下
亜鉛……………1.0mg/L以下
鉛………………0.01mg/L以下
次回は「そもそも給水管、排水管って何なの?」です。
お楽しみに!