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2024.04.23

【知っトク!なっ納!給排水管保守Info】連載-4 そもそも 給水管、排水管 って何なの?

■ 長期修繕計画に含まれない給排水設備

一般的に、マンションの修繕計画には、外壁の修繕は計画されていますが、給排水の修繕工事の計画は予定していないところが多いと思われます。
給排水は隠蔽部多くて、居住者には見えにくいため修繕が後回しになりがちです。
詰まり、漏水が発生すると大事故になりかねませんので、外壁と同様、早期の修繕計画をたてることをお勧めいたします。

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■ 給水管とは

給水管とは、配水管の分岐箇所から各家庭に飲料水を供給する管のことです。この管の種類は、鋼管、硬質塩ビライニング鋼管、VP管、ポリエチレン管と色々あります。
給水管は、常時、圧力がかかっています。
給水圧力は、400~500KPa(4~5Kg)、流し水栓30KPa(0.3Kg)、トイレ洗浄弁70KPa(0.7Kg)、シャワー70KPa(0.7Kg)となっています。
そのため、給水管に亀裂等の破損が生じると、甚大な漏水事故になる場合があります。

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■ 排水管とは

排水管とは、建物内と敷地内から排出される汚水、雑排水(洗面、台所、風呂などの排水)、雨水などの排水を流す管を言います。
排水方式には合流式と分流式があります。
合流式は、汚水管と雑排水管が一本の配管によって排出されます。分流式は、汚水管と雑排水管は別々の管で排出されます。
排水管で留意すべきことは、配管の勾配(傾き)を有効にとらないと、汚物や異物が詰まる原因となりスムーズに流れなくなることです。
管内が汚れると、詰まりの原因となるため定期的な清掃が必要となります。
また、鋼管や鋳鉄管が使用されている建物も多くありますが、これらの管は、築20年~30年くらい経過すると管内に錆が発生し、管を閉塞し詰まりの原因となります。

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次回は「給排水管の種類と対策」です。

お楽しみに!


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