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2024.11.10

安全管理教育:工事現場での火災予防

建設現場や建築に関わる工事での火災は、決して珍しいことではありません。
東京消防庁の資料によると、建設現場の火災は毎年約100~200件の火災が発生していると記されております。

出火原因(3つ)

溶断・溶接の火花

溶断・溶接とは、金属を高温で溶かして切断したり、接合する事です。
その際に飛び散る火花によって、火災が発生するケースがあります。労働安全衛生規則により、ガス溶接技能講習修了者のみが作業できるとあります。
正しい情報を知り、作業していくことで効率が上がり、安全な仕事をすることができます。

 

放火

建設現場は、夜や休日は無人となり放火の対象として、非常に狙われやすい状態になります。
・建設中に出た廃材
・これから使用する建材
・建設中の建物

これら3つが放火されやすいものです。また、放火され建設中の建物を覆っているシートに引火すれば、建設中の建物だけでなく、周辺のビルや民家にも引火する恐れがあり被害が拡大することも懸念されます。

 

たばこの不始末

建設現場で喫煙する作業員のために、吸い殻入れが用意されています。
たばこの火の不始末はとても怖いものです。
・消したはずの火がくすぶっている
・吸い殻を残したまま片付けがされない

どちらも、不始末により出火したり、放火の対象として狙われやすい状況を作ってしまいます。
喫煙するのは本人の自由ですが、決められた場所で、最後の後片付けまできちんと行うのがマナーです。

建設現場の防火対策

■ 溶断・溶接からの出火防止

溶断・溶接の際に気を付けることは、飛び散った火花による引火です。
・ 防火シートで周囲を囲む
・飛び散った火花に水をかける

このふたつは必須です。また、作業中には水だけでなく、消火器を用意する事、可燃物はあらかじめ除去しておくことも忘れずに確認します。

 

■ 放火の防止

放火については、放火されないように対策することが大切です。
建設中の建物及び事務所などを含む土地を囲い、出入り口には必ず施錠をしましょう。可能であれば、防犯カメラの設置、夜間や休日の警備や見回りを依頼すると安心です。
最近では、防犯グッズも豊富にありホームセンターなどでも入手することができ、気配を感知して光る照明も有効です。
そして、廃材は貯めずに少しづつ持ち帰ることも心がけてください。

■ たばこの不始末をなくす

喫煙家のモラル
・喫煙場所を徹底する
・毎日、吸い殻を始末する
・マナー違反者を注意する

火災だけでなく、近隣から「たばこ臭い」と、苦情になりやすいので、十分注意しましょう。

社員とともに歩む「ビオス」

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2024年11月 10日掲載


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