2024.10.19
【給排水設備研究】地下水活用による災害時の水ライフライン確保
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2024.10.19
地下水膜ろ過システムは、地震に強い特徴を持つ井戸からくみ上げた地下水を浄化し、上水道との2元化により災害時にも水ライフラインを確保し、事業継続(BCP)を可能にするシステムです。
東日本大震災以降、災害時に地域住民に飲料水を提供する協定を自治体との間で、CSR(企業の社会的責任)の一環として活用いただいております。
今回は、公共水道と地下水膜ろ過システムによる水源の2元化により、災害時における給水ライフラインを確保し、もしもの時の防災力向上と事業継続性が高まる事業を行う、三菱ケミカルアクア・ソリューションズ株式会社の取り組みを紹介します。
以下、三菱ケミカルアクア・ソリューションズ株式会社HPより一部引用
地下水膜ろ過システムとは
くみ上げた地下水を高度な膜ろ過処理で安全・安心な飲料水として供給する分散型自家用水道システムです。
東日本大震災以降、災害時の事業継続が注目される中で、公共水道と地下水(井水)活用の併用で水源を二元化することにより、防災力向上に貢献します。
地下水膜ろ過システムの特長
1.BCP=災害時における水ライフラインの確保で、事業継続性を高めます。
公共水道と地下水膜ろ過システムによる水源の2元化により、災害時における給水ライフラインを確保し、日常からの備えで、もしもの時の防災力向上と事業継続性が高まります。
2.CSR=災害時における地域住民への給水サービスで貢献できます。
災害時には地域住民の皆様に無償で水を提供したり、自治体や自治会と「災害時における井戸の使用に関する協定」を締結する取り組みも進んでいます
3.経済性=「地下水膜ろ過システム」で上水道料金の削減が図れます。
上水道と単価の安い地下水を併用することにより、初期投資なく上水道料金の削減が図れます。
4.環境保全=地下水の特長を活かせば、環境負荷軽減だけでなく適度なミネラルを含んだ美味しく安全な水を利用できます。
地下水は夏は冷たく冬は温かい恒温性を持っているため、電気・ガスのエネルギー削減が期待されます。
用途及び実績
地下水膜ろ過システムは、北海道から九州まで1,250件以上導入されています。(一部エリアを除く)
主な導入先は、病院・介護施設、商業施設、ホテル、スポーツクラブなど、他業種にわたります。
■ 熊本地震における病院での実績
田中会武蔵ヶ丘病院(熊本市北区)では、水が豊富な熊本で水の供給が長期間ストップすることは全く想定していなかったそうですが、市内は断水したため水を求める人も多く、地下水(井水)膜ろ過システムの災害時用蛇口を解放。
車で約1時間の距離に立地する系列の老健施設も断水していたため、病院の災害時用蛇口から汲んだ水を満載したタンクをレンタカーで運ぶと共に、近隣で困っていた3つの病院・施設にも水を分けることができました。
ビオスは、ライフラインを守るリーディングカンパニー!
給水管は、飲み水やお風呂場やトイレなどシャワーに使われる生活用水を各家庭に供給する重要なライフラインです。
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2024年10月 19日掲載