2024.07.22
【知っトク!なっ納!給排水管保守Info】連載-7 給排水管設備の寿命
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2024.07.22
給排水管設備の寿命について
・揚水ポンプ等(予防保全の場合):15年
・汚水ポンプ等(予防保全の場合):15年
・PS内メーター周り設備:20~25年
・弁類(予防保全の場合):10年
・共用配管、専有部配管 :25~30年
備考
1. 予防保全:トラブルが起きないよう予防するために行うという考え方に沿った設備保全
2. 各設備の老朽化の進行速度や問題の症状により差異あり
更新工事と更生工事の違いについて
給排水管設備の補修方法には「更新工事」と「更生工事」があります。更新工事は今ある管を取り除いて新しい管に替える工法です。更生工事はライニング工事とも言い、今ある管をそのまま残し管の内側に新しい管を作る工法です。
更新工事は、更生工事と比較して工事費用は高くなり工事期間も長くなりますが、配管を新品にするため耐用年数は30年以上になります。工事期間中は壁に穴をあけたり、専有部の内装を解体したりするため振動・騒音・埃等が発生します。また、建物形状によっては壁や天井に配管を露出させる場合があります。
更生工事(ライニング工事)は、古い配管を新しいものに取り換えるのではなく、既存の配管をクリーニングし、内側から専用の塗料を流して配管を再生させる工事のことを指します。 建物の解体や復旧などの作業がないため、工期が短く、コストも抑えることができるのが大きなメリットです。
次回は「更生工事(ライニング工事)」です。
お楽しみに!